結論

出向社員でもなれます。

詳細

建設業界は出向社員が多いです。出向社員が経営業務の管理責任者や専任技術者になれるかを見ていきましょう。

そもそも出向とは労働者が出向元と雇用契約を維持したまま、出向先の会社に異動し、出向先の指揮命令下において勤務する雇用形態のことです。

出向には2種類あります。

1.在籍出向

労働者が出向元の会社に籍を置いたまま出向先の会社で勤務すること

2.移籍出向(転籍)

労働者が出向元の会社と雇用契約を終了して、出向先の会社に籍を移すこと

出向というと一般的には在籍出向の方がなじみ深いと思います。

経営業務の管理責任者や専任技術者の要件はあくまで常勤や専任のため、出向という雇用契約であるからといって、常勤や専任の要件をクリアしていれば経営業務の管理責任者や専任技術者にはなることができます。

ただし常勤性を確認しますので、在籍出向の場合は行政庁により違いがありますが、出向契約書にて出向期間や給料の支払い状況や社会保険などを細かく確認される場合が多いです。移籍出向は基本的には転職と同様のため、通常と同じ方法で常勤性が確認されます。

アールスタイル行政書士事務所