建設キャリアアップシステムは2019年4月より本格運用されています。2022年10月現在、約100万人が技能者登録しています。今後もさらに登録技能者数は増えていくものと思われます。
そこで、今回は建設キャリアアップシステムでかかる費用についてまとめてみました。
今回は技能者登録編です。
登録時にかかる費用(税込)
インターネット申請の場合
簡略型
2,500円
詳細型
4,900円
簡略型と詳細型を選ぶことができます。簡略型は添付資料が少なく費用も安いですが、保有資格情報を登録しないため、レベル判定を行うことができません。簡略型、詳細型については別途記事にて詳しく説明しますが、将来的なことを考えると詳細型で取得した方がよろしいかと思います。
認定登録機関申請の場合
詳細型
4,900円
認定登録機関とは申請書類の受け取りや記入補助、本人情報や資格等の真正性を確認し登録のできる窓口をいいます。土建組合などは認定登録機関になっています。認定登録機関での申請は書面で詳細型のみを取り扱っています。
変更の場合
簡略型から詳細型へ変更の場合
2,400円
行政書士報酬
10,000円~30,000円(1人あたり)
建設キャリアアップシステムの申請は自分でできなくて行政書士に任せた場合は事務所によって異なりますが10,000円~30,000円が相場です。
金額シュミレーション(税込)
1.一人親方で簡略型を行政書士に依頼して申請する場合
2,500円(簡略型登録料)+15,000円(※行政書士事務所報酬)
合計17,500円
※行政書士事務所報酬は事務所によって異なります
2.一人親方で詳細型を行政書士に依頼して申請する場合
4,900円(簡略型登録料)+15,000円(※行政書士事務所報酬)
合計19,900円
※行政書士事務所報酬は事務所によって異なります
3.一人親方で詳細型を自分で申請する場合
4,900円(詳細型登録料)
4.会社で2名分詳細型を行政書士に依頼して申請する場合
4,900円(詳細型登録料)X2名=9,800円
15,000円(※行政書士事務所報酬)X2名=30,000円
合計9,800円+30,000円=39,800円
※行政書士事務所報酬は事務所によって異なります
5.会社で2名分詳細型を認定登録機関に依頼して申請する場合
4,900円(詳細型登録料)X2名=9,800円
★認定登録機関は基本的には無料で行うようですが、要確認してください。
60歳以上の技能者の特例措置
1.登録料は500円割引
簡略型2,000円、詳細型4,400円
ただし、2023年3月までにインターネット申請した場合のみ適用
2.カードの有効期間は15年
通常カードの有効期限は10年ですが、登録・更新時に60歳以上の方は有効期間が15年になります。
カード紛失、破損時の再発行費用
1,000円(発送料込)
有効期間内にカードの紛失、破損した場合
まとめ
今回は、建設キャリアアップシステムの技能者登録の際にかかる費用についてまとめました。
実際、自分でインターネット申請で登録すると簡略型で2,500円、詳細型で4,900円のみで登録してカードを発行することができます。基本的に10年間の有効期間のため、技能者登録の場合は、最初に費用がかかるだけであと10年間はかかりません。まだ2019年に本格的に建設キャリアアップシステムが稼働したので10年たっていないため更新時の費用はわかりませんが、技能者登録の場合は初期投資のみで10年間は有効です。
ご自分でインターネット申請をすることも十分可能ですが、少々わかりずらいところもありますので、若干、費用はかかりますがCCUS認定アドバイザーやCCUS登録行政書士に依頼するのも良いでしょう。
建設業許可、CCUSなどの建設業関係の許認可でお困りなら、建設業の国家資格者が在籍するアールスタイル行政書士事務所までお気軽にご相談ください。親切丁寧に対応させていただきます。