結論

１．経営管理責任者の要件を満たす人を雇用する

２．経営管理責任者の要件を満たす経験を積む

詳細

１．建設業許可を取得したい会社が経営管理責任者の要件を満たす人がいない場合、当然ながら建設業許可は取得できません。内部でいない場合は外部より経営管理責任者の要件を満たす人を雇用し、法人の場合は役員として登記すれば経営管理責任者の要件をクリアすることができます。また、個人事業主の場合も経営管理責任者を満たす人を雇用し、支配人として登記すれば経営管理責任者の要件をクリアすることができます。ただし、新たな人を雇用するということは、とても大変なことだと思います。大変でも、どうしても建設業許可を取得したいというのであれば雇用する前に、経営管理責任者の要件をクリアできるか、そのための書類は用意できるかを必ず確認してから雇用するように注意して下さい。

２．建設業許可を早急に取得することはできませんが、将来、建設業許可を取得したいという事であれば、500万円未満の軽微な建設業の工事を請負、経験を積む方法もあります。最短で5年間の経験が必要ですが役員等で建設業の経営業務を総合的に管理すれば、経営管理責任者の要件をクリアすることができます。経験を積んだ事を証明するためには、請負工事の契約書・注文書・請求書・請求に対する入金を確認する資料（通帳）にて証明するため、このような資料・書類は大切に保管してください。

まとめ

経営管理責任者の要件を満たすのに、裏技みたいなものはありません。建設業許可を取得するという事は、社会的信用も得ることができるので簡単に取得できるわけではありません。建設業許可は書面にて証明するため、そのような書面が無い場合、失くしてしまった場合は建設業許可は取得することができません。建設業許可を取得したいのであれば、経営管理責任者をどうするか考えましょう。

アールスタイル行政書士事務所